本日、4年生のメッセージ第9回目!!
今回は小西勇樹(棒高跳).曽我宙矢(走幅跳)のメッセージです!
小西勇樹
私は中学から陸上を始め、法政大学では棒高跳びを四年間やらせて頂きました。
今振り返ると、大学での陸上は長かったようで一瞬で、でも本当に濃厚な四年間であったと感じます。
私たちの代は高校最後のインターハイがコロナによって中止になり、高校での陸上は不完全燃焼に終わってしまったと思います。当時は喪失感や虚無感に駆られ、陸上を続けることさえも諦めようとしていました。しかし、やりきれない思いから高校の部活が休止になっている中でも個人的に法政大学の練習に参加させて頂いておりました。
そこで感じた法政大学のレベルの高さの衝撃を今でも覚えています。陸上人生は楽しいばかりではありませんでしたが、今では法政大学で陸上競技を続けて良かったと心底思っております。
ここで築いたチームメイトとの絆、自身の人間力は私の人生における大きな財産です。
そして、陸上競技は個人競技ではありますが、一人では絶対にやり切ることはできなかったと感じます。ここまで支えてくださった方々、そしてチームメイトには感謝の気持ちしかありません。本当にありがとうございました。
これからは社会に出て、より一層精進してまいりたいと思います。
曽我宙矢
コロナ禍で始まった大学生活。上京したてということもあり、環境にも慣れない中で正直精神的に滅入る事が多かったです。ですが、この4年間陸上を通し、同期のみならず先輩・後輩にも恵まれ、結果として充実した競技人生を送ることが出来ました。1年生の時は「1年目からインカレで活躍する!」という勢いのまま突っ走っていましたが、現実はそう甘くなく、高校と大学の違いというのを実感しました。その結果沢山怪我もして、1.2年生のほとんどをリハビリで過ごし、試合に出る回数も少なかったですが、3年目に高校2年生以来の自己ベストを更新した時の嬉しさは今でも覚えています。この経験から今の下級生に言いたいことは、「とにかく焦らないで欲しい」ということです。とにかく結果を出したい気持ちは分かります。僕もそうでした。ですが、本当に強い選手は自分の現状を理解し、段階を踏んで目標を達成しているのだと、この4年間で先輩・後輩含めて学ばせてもらいました。だからこそ焦らず頑張って欲しいです。怪我をすれば今自分に足りない部分を知ることはできますが、正直そんなプラスに捉えられるメンタルにはならないのでオススメはしません。
最終学年となる4年目にはブロック長を努め、インカレにも出場させて頂きましたが、納得のいく結果とはなりませんでした。本音を言えば悔いしかありません。ですがこれも僕らしい終わり方で、人生の経験でもあると思っています。次の新たなステージではこの経験を活かし同じ事を繰り返さないようにしたいと思います。
最後に、ここ伝統ある法政大学陸上競技部で、素晴らしい仲間・スタッフ・環境と共に4年間活動出来たことを誇りに思います。
監督・コーチを始めとするスタッフ陣には本当にお世話になりました。ありがとうございました。これからの法政大学陸上競技部に幸あれ。